我谷盆(わがたぼん)へぎ板うねり作品300×190
¥17,600
SOLD OUT
樹 種: 栗
サイズ: 約300×190
塗 装: 灰汁
作 銘: 朝倉玲奈(ネムノキの花)
価 格: 16,000+税
我谷盆4種写っている写真の、向かって左から2番目です。
最後の写真はA4サイズの黒い紙と一緒に撮ったもの。
軽い仕上がりまで削りました。
朝倉木工では、家具以外に、我谷盆(わがたぼん)制作もしています。
「我谷盆とは石川県加賀市我谷村という昭和期にダムに水没した山中の集落で作られていたお盆。ザックリ割られた栗の厚板をノミだけて刳って作った素朴なお盆が発祥の谷の隣風谷村で森口信一氏により復興し更に全国に輪を拡げ繋がっています。(京都、川口美術・我谷盆賛DMより)」(毎年開催されており、出品参加)
我谷盆は、グリーンウッドワークといって、生木の木工です。
朝倉木工の他の木のものは、木の含水率を一定まで下げた乾燥した材で制作しています。
我谷盆は、(基本的に栗の)丸太を木目に添って薪割りみたいに割って板をつくります。
そのようにして木目の通り板にした板をへぎ板といって、
へぎ板の自然な表情を活かした作品にしたものと、
その部分を取りさって作品にするものとあります。
あえてのこす、あえて取り去る、
どちらにもそれぞれ魅力があります。
この我谷盆は、へぎ板のうねり部分を外形と縁の高さに残したタイプの作品です。
どの方向から見ても生命力の揺らぎがあり、
ショールームで展示しているうちに、
作家自身、はじめの印象よりどんどん好きになっていった作品。